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2015/01/01

平成27年 年頭のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。
 組合員、地域の皆様におかれましては、ご家族と共にお健やかに平成27年の新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 旧年中は当JAの事業、運営に深いご理解のもと、ご協力・ご参画を賜り厚く御礼申し上げます。
 東日本大震災による被害もまだ癒えぬ中、東日本の豪雪、西日本の集中豪雨そして御嶽山の噴火など多くの自然災害により被災されました地域、被災者の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。常に被災地を思い、微力ではございますが一層の気持ちをもって、復興支援を続けてまいります。
 さて、昨年は一昨年に続き、アベノミクスによる日本経済の回復に期待した海外からの資金流入もあり株価は急上昇し、円安も進行いたしました。しかしながら、デフレ脱却と財政再建の両立を目指して経済成長の加速と消費増税という二兎を追った結果、実質GDP成長率はほぼゼロ成長となりました。
 ゼロ成長の原因は消費増税による需要の落ち込みの回復が長引いていること、輸出の増加は輸入の増加により相殺され成長への寄与が小さかった事などが考えられます。
 一方、ロシアのクリミア併合、シリア、イスラム国の不安、東アジアへの中国の台頭など日本を取り巻く地政学的状況は大きく変化しており、日本は周辺国とのパワーバランスを維持するために経済倫理を超える対応の構築が必要となっており、外交政策のみならず、国内政策にも大きな影響を及ぼしているものと考えられます。集団的自衛権、TPP参加、規制改革会議の議論や農協改革など唐突・急進的な方向性もここに起因しているように思われますが、「ドリルで・・・」「大ナタを・・・」と言った強引な政策による弱者切り捨てにならない、国民一人ひとりが安全と豊かさを実感できるきめ細やかな政策が望まれます。
 このような中、JA世田谷目黒は3カ年計画(平成25年度~平成27年度)の実現を目指し、一歩先行く組織改革、一歩先行く意識改革、一歩先行く相互扶助の実践を掲げ皆様のご協力の下、中間年度として総会制度への移行後初めての総会の開催、BCP(事業継続計画)の制定、農産物の買い取り販売の開始、営農支援事業の強化に取り組みました。また、皆様のご要望に的確・迅速に応えられるよう相談業務を中心とした事業強化を進めてまいりました。
   平成27年度は、3カ年計画の最終年度となります。計画を実現できた部分は徹底と継続する事に注力し更なる計画の実現を目指してまいります。そして、今春の通常国会に提出が予定されています農協法改正案はJA運営と経営に大きな影響を及ぼすものとしてシッカリと注目し、協同組合の理念、自己改革への理解を深めた上での丁寧な議論が進められるように的確な情報収集と発信をしてまいります。
 私共JA世田谷目黒は協同組合としての基本に忠実な運営と経営に努力し、健全経営の確保と協同組合の基本である相互扶助、地域との共生を実践し、協同の輪を広げ地域に貢献する「一歩先行くJA」を目指してまいります。
 新しい年が、組合員、地域の皆様方にとりまして、輝ける一年でありますようにご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げます。今後とも、JA世田谷目黒への変わらぬご理解とご協力・ご参画を賜ります様お願い申し上げまして、年頭の挨拶といたします。

                                                      世田谷目黒農業協同組合
                                                      経営役員会会長 飯田勝弘